「豈」68号 刊行

 高山れおな氏より「五島高資句集『星辰』 星の位置」という書評を賜りました。その深い洞察はもとより、最後に「共に進んで行きたい」という言葉まで頂き真に忝し。心よりお礼申し上げます。

朝顔や今夜逢うひと起きたろうか 池田澄子

オオウミウマ乗るは弥勒の心映え 大井恒行

夕焼くるこの手をかえそうと思う 男波弘志

初山河われは仁丹ほどになり 堺谷真人

なめくじら正体見られ我となる 妹尾健

もの想い醒めてどすんと花の闇 瀬戸優理子

河童忌はまた歯車忌星回す 高山れおな

左手が長いと気付く緑の夜 なつはづき

空蝉ともぬけのからの違(たが)ひかな 眞矢ひろみ

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